日本画やトール・ペインティングで桐箱の楽しさを拡げる、作家たちの作品や絵付け風景をご紹介します。 小川 優子(おがわゆうこ)Profile 東京都出身、武蔵野美術大学にて油彩を学ぶ。 『火水伝絵』(油絵・響絵)と題して全国11ヶ所で個展を開催。 油彩・響絵に水墨や金彩を加え法然院などで個展を開催。 日本の伝統技術に興味を持ち京都にて仏画・截金を学ぶ。 現在「工房はく」にて活動。主に絵画・截金部門を担当。 第28回全国伝統的工芸品公募展「龍文截金漆笛」入選。 伝統技法を活かした新たな分野に挑戦中。 日下 美智子(くさかみちこ)Profile 神奈川県出身。 京都「若松」にて故若松華謡氏に帯図案を師事する。 帯図案家の夫と結婚以後、自身も帯図案に従事。 仏画・Tシャツデザイン等も手掛ける。 桐箱の絵付けに出逢い、帯の図案など古典的な柄から現代風な絵柄まで様々なジャンルの絵付けを手掛ける。 中村 伸子(なかむら のぶこ)Profile 京都市立芸術大学美術学部 日本画科卒業。 創画会 秋野不矩教授に師事。 創画会春季日本画展、京展など入選。 帯の図案やテキスタイルデザインを手掛け、日本・ウズベキスタン交流記念にウズベキスタン美術館寄贈帯を制作。 2010年より箱藤商店で桐箱の絵付けを手掛け、翌年2011年、家庭画報にて四季の花をあしらった絵付け衣裳箱を掲載。 表地 久美子(ひょうちくみこ)Profile 京都市立銅駝美術工芸高等学校卒業。 京都芸術短期大学 日本画専攻科(現、京都造形芸術大学)卒業。 京都日本画家協会所属。 京都を中心に個展や、グループ展を開催。 絵師・画工として、扇子・団扇・桐箱・美術工芸品などの絵付け、挿絵・イラスト・絵画補彩などを手掛ける。 村田 譜月(むらた ふつき)Profile 京都市出身。 京都精華大学 芸術学部卒業。 箱藤商店の絵付け桐箱に出会い、絵師として活動を始める。 箱藤専属絵師の藤野由紀子に師事し、絵付けを学ぶ。 藤野が退職後も絵師とし従事。 ジャンルを問わず様々な注文に対応し、好評を得ている。 宮本 甲那(みやもと かんな)Profile 大阪府出身。 京都市立銅駝美術工芸高等学校 日本画科卒業。 映画の撮影所で小道具の美術作品などを制作する仕事を経て、箱藤商店の絵師として活動を始める。 明るい色合いで、四季の花や文様などの絵付けを手掛け、やさしい画風は好評を得ている。